伝説の解体と再構築の物語、ついに完結『007/NO TIME TO DIE』
どうも、とりふぁです!
前回の記事からめちゃくちゃ間が空いてしまってすいません(^◇^;)
その間にも『ヒメアノ〜ル』とか『THE SUICIDE SQUAD』とか記事にしたい映画にはいくつか出会いましたし、『攻殻機動隊-GHOST IN THE SHELL-』のIMAX版とかも観てはいたんですが、環境の変化とか諸々ありましてなかなか筆が動かず……。
しかし!
これを記事にしないのはさすがに嘘だろうという映画を観てきたので、今回、久々の更新とあいなりました!!
その作品は、伝説的スパイ映画シリーズのシリーズ第25作目にして、一つのシリーズ完結編でもある『007/NO TIME TO DIE』です!!!
それでは早速、いってみましょう!!!!
『007/NO TIME TO DIE』のあらすじ
英国から殺しのライセンスを与えられ、数々の活躍と夥しいまでの暴力の歴史を刻んできた伝説の男、MI6最強のダブルオーナンバー、007ことジェームズ・ボンド。
度重なる悲劇と不屈の闘志の末に宿敵ブロフェルドを倒した彼は、その闘いの旅の中で出会った最愛の女性、マドレーヌ・スワンと共に歴史の舞台から姿を消した。
そうして、愛と平穏の日々を手に入れた二人であったが、しかし、それで全てが終わったわけではない。
ボンドとマドレーヌ。
それぞれの過去と因縁が、今、ゆっくりと、だが確実にその魔手を伸ばそうとしていた——。
「——ボンド。ジェームズ・ボンド」
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細田守堂々の最高傑作『竜とそばかすの姫』
どうも、とりふぁです。
ある程度映画が好きになってくると、自分の好きな監督や脚本家が分かってきて、その方達が手がけた作品を選んで観るようになると思いますし、それが、運良く同時代に生きている方なら、リアルタイムでずっと追いかけるなんて人もいると思います。
私にとって、そうした、人生をかけて追う監督の一人が、細田守監督です。
ある時期を境に賛否両論分かれる監督になりましたし、賛否の否の意見もすごくよく納得できるところではあるのですが、しかし、私にとっては、それすらも超えて惚れてしまった、大好きな監督の一人なのです。
なぜ好きなのかとか、なぜ賛否が分かれるのかなんていう話は、以前、『未来のミライ』について語った記事である程度触れているので、そちらを読んでいただきたいのですが、なぜ好きなのかを端的に書いておくと、なんとなくではあるんですが、【世界の捉え方や、世界に対する向き合い方】だったり、【何を伝えていきたいのか】が、すごく私と近しい気がするんですよね。
つまるところ、作品の根底にあるものに惚れてしまっているので、多少の、あるいは、大きな傷が作品についていたとしても、それでも大好きになってしまうのです。
今回は、そんな細田守監督の最新作にして集大成、『竜とそばかすの姫』のご紹介です。
はっきり言って、細田監督、ネクストレベルに突入しました……!
『竜とそばかすの姫』のあらすじ
高知県の自然あふれる田舎に住む内藤鈴は、歌うことと歌を作ることが大好きな幼少期を過ごしていた。
しかし、ある日、彼女に歌の素晴らしさを教えてくれた大好きな母が、他人の子供を救うために、鈴の目の前で命を投げ出してしまったことにより、彼女は心に大きな傷を受け、歌うことも、周囲と向き合うことも出来なくなってしまう。
そんな彼女も既に高校生となり、何人かの友人も出来てしばらくした頃、親友のヒロちゃんに誘われ、ネット上の仮想現実、【U】の世界へと足を踏み入れる。
そこは、人の秘められた能力を解放する場所であり、そして彼女は、ようやく【歌】を取り戻すのだが——。
「歌よ導いて——!」
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『THE GUILTY ギルティ』がいかに傑作か、ネタバレ込みで語りたい
どうも、とりふぁです。
さて、今回は前回の『THE GUILTY ギルティ』評の続きであり、終盤の展開まで完全にネタバレした上で語る回になります。
そのため、前回に当たる『THE GUILTY ギルティ』評を読んでおいていただきたいことはもちろんとして、原則としては、是非とも『THE GUILTY ギルティ』本編を鑑賞頂いてからお読みいただきたいなと思います。
では、ネタバレ回、スタートです!
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