trifa’s grind house.

心に残った映画や海外ドラマの備忘録です。Amazonプライムが主になるかと。

洋画(旧作)

神と悪魔の代理戦争『プリズナーズ』

どうも、trifaです。 本日ご紹介する作品は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品、『プリズナーズ』です。 当ブログでは、以前に同監督の『ボーダーライン』を扱っていますね。 trifa.hatenablog.com 本作は、娘をさらわれた父親と、その事件を追う刑事とを主役に…

教育と命を問う、ぶっ飛んだ映画『チャッピー』

どうも、trifaです。 皆さんは、ニール・ブロムカンプという監督をご存知でしょうか? 傑作SF映画、『第9地区』で知られる監督です。 今回は、そんなニール・ブロムカンプ監督作、『チャッピー』をご紹介します。

フロンティア精神とジャンル映画の見事なる融合『トマホーク/ガンマンvs食人族』

※後ほどレイアウトとリンク先を手直しする予定です どうも、trifaです。 皆さん、西部劇って好きですか? 私は、本格的な西部劇は『夕陽のガンマン』くらいしか観ていない(※1)ので、そこまで詳しいわけではないのですが、『RED DEAD REDEMPTION』(※2)という…

アーノルド・シュワルツェネッガーが、アクションを封印して挑む社会派人間ドラマ『アフターマス』

どうも、trifaです。 いよいよ本日から、『ターミネーター/ニュー・フェイト』が公開になりましたね。 シリーズのそもそもの発起人、ジェームズ・キャメロンが久々にシリーズに復帰したことで、『ターミネーター2』の正統な続編(ここら辺、結構入り組んでま…

ヨーロッパ・コープ製戦うヒロインムービー『コロンビアーナ』

どうも、trifaです。 皆さん、ヨーロッパ・コープという映画会社を知っていますか? 水の精霊のような、女神のような女性が、首をかしげながら両腕を広げるロゴの会社です。 社長は、あのリュック・ベッソンです。 代表作としては、『96時間』シリーズや、『…

美しき世界の厳しい現実『フロリダ・プロジェクト/真夏の魔法』

どうも、trifaです。 皆さん、ディズニー・リゾートは好きですか? 私は大好きってほどではありませんが、あの独特な空気感と雰囲気につられて、行くとやっぱりワクワクします。 それで、いつかはフロリダのディズニー・ワールド・リゾートに行ってみたいな…

望むがままの天国へ連れて行ってくれる『ボヘミアン・ラプソディ』

どうも、trifaです。 去年、最も話題だった映画といえばなんでしょう? 是枝監督がパルムドールを受賞した、『万引き家族』。91億円もの興行収入を叩き出し2019/11/05/214847た、『名探偵コナン/ゼロの執行人』。スーパーヒーロー映画の北米最高興行収入を塗…

麻薬戦争という名の深淵を覗け――『ボーダーライン』

どうも、trifaです。 今回は、エミリー・ブラント主演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作、『ボーダーライン』のご紹介です。 本作は、メキシコ麻薬戦争を描いたアクション・サスペンスであり、冒頭からエンディングまで、常に続く異常なまでの緊張感が魅力の作品…

軽妙洒脱な名作会話劇『おとなの事情』

どうも、trifaです。 11月最初にご紹介する作品はこちら、『おとなの事情』です。 普段、なかなか観る機会のないイタリア映画なのですが、なかなかどうして、笑えるけど笑えない、ワンシチュエーション・コメディの良作でした。 個人的には、しょっぱなから…

ジェームズ・ガン脚本・制作、『サラリーマン・バトルロワイヤル』

どうも、trifaです。 皆さん、MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース。いわゆる、アヴェンジャーズの系統です)はお好きですか? 世界観を共有する、同時多発的かつ連続的な作品を数多く公開し、やがて、一つの作品へと合流させるという、アメコミ的な…

銃社会アメリカ『デス・ウィッシュ』

先日、GEOが準新作80円キャンペーンをやっていたので、『ボーダーライン/ソルジャーズデイ』、『キャプテン・マーベル』、『ボヘミアン・ラプソディ』、そして、本作『デス・ウィッシュ』を借りてきました。 このラインナップですが、ぶっちゃけ、『キャプテ…

母と娘、芸術とポルノ。『ヴィオレッタ』

今回は、フランス映画をご紹介します。 タイトルは、『ヴィオレッタ』。 これは、主人公である、美しい少女の名前です。 映像そのものも非常に美しいのですが、その美しさには、同時に、背徳的な影や、様々な痛々しさが同居している、そんな作品でした。

無心で笑おう『ジョニー・イングリッシュ/気休めの報酬』

昨日、ゴッツリとした記事を書いたので、その反動で、今日は軽めに書かせて頂きます(汗) 私のレビューは、映画を観て考えたこと、感じたことをメインに書いているのですが、今回紹介する『ジョニー・イングリッシュ/気休めの報酬』は、特に考えるところとか…

オンリーワンな怪作『ファイティング・ダディ/怒りの除雪車』

昨日の記事の通り、『JOKER』を、観てきた訳ですが、ネタがネタだけに、勉強しておきたいことが多いので、レビューは後日に回します。 というわけで、今回は、リーアム・ニーソン主演でのリメイク版(『スノー・ロワイヤル』)も記憶に新しいこちら、『ファイ…

ベネズエラの現実『ゼロ・アワー』

特に意図したわけではないのですが、うちのブログでは。ハリウッド以外の海外映画を紹介することが非常に多いですね(というか、ハリウッド製は3本くらいしか紹介してないかも?)。 映画館ではかからなかったり、あるいは、かかってもすぐ終わってしまうよ…

邦題で損してる?!『レッド・リーコン1942/ナチス侵攻阻止作戦』

はい、また戦争映画です。 『FURY』は、戦車兵モノという変わり種でしたが、今回は、女性部隊モノという変わり種です。しかも、WWⅡの女性部隊モノとなると、かなり珍しいのでは? しかしながら、イロモノと思うなかれ。 邦題で損してる感がありますが、中…

あなたは、きっと騙される『ロスト・ボディ』

あなたは、きっと騙される――。 こんなキャッチコピー、よく見ますよね? 本当に上質で、まったく読めない作品から、「オチ、読めちゃったなぁ~」というものまで、玉石混合なキャッチコピーだと思います。 今回紹介する『ロスト・ボディ』、私は見事に騙され…

悲劇も度が過ぎると喜劇『アフターショック』

悲劇的なお話しは好きですか? 自分の身には起きて欲しくないと思いつつ、たまに悲劇的な気分に浸りたい時もある。私の場合は、そんな感じで、たまに悲劇に触れたくなります。 しかし、その悲劇も、度が過ぎてしまうとどうなるでしょう? なんと、一転して喜…

『FURY』は演技を楽しむタイプの映画

映画には、ジャンルとは別に、魅せ方にも分け方があると思います(狙っているかいないかは別として)。 例えば、『オールド・ボーイ(スパイク・リー版は未見なので、パク・チャヌク版です)』や、『ショーン・オブ・ザ・デッド』のように、巧みな脚本で魅せる映…

ようやく区切りがつくのか?『殺人の追憶』

2019年9月。 韓国で、時効を迎えた、とある事件の容疑者が特定されました。 その事件は、華城連続殺人事件と呼ばれており、1986年から1991年にかけて、ソウル近郊の華城群(華城は、ファソンと読みます。現在は華城市となっているようですね)にある農村地帯で…

映画経験と『プロディッジー』

日常的に映画を観る習慣があると、ある一本を観てしまったがゆえに、その後、鑑賞する映画の展開が読めてしまったり、あるいは、作品に対するハードルが上がってしまったりっていうこと、あると思います。 例えば、『アイデンティティ』、『シャッターアイラ…

キアヌ・リーブスが悪徳警官?『フェイクシティ/ある男のルール』

皆さん、その人が出てるってだけで、とりあえず観たくなるほど好きな俳優っていますか? 私の場合だと、ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、シルヴェスター・スタローン、ジャック・ブラック辺りでしょうか。 比較的最近だと、ロバート・ダウニー…

『LOOP/時に囚われた男』は誰のループなのか。

物語の一つのジャンルとして、【タイムループモノ】というのがあります。 何らかのキッカケにより、「主人公が同じ時間軸を繰り返す」というアレですね。大体の場合、まずは悲劇的な結末が示され、そこでループがスタート。そして、何度も何度も同じ時間を行…

強かな女性像としての『Lolita/ロリータ(1997年版)』

ロリータという言葉は、おそらく、多くの方が聞いたことがあると思います。 幼女や少女に対して、性的な興奮や恋愛感情を抱く人。いわゆる、小児性愛者をロリコン(ロリータ・コンプレックス)と呼んだり。 あるいは、フワッと膨らんだスカートを履き、レース…